こんにちは、
『公認 不動産コンサルティングマスター資格保有者』上越市の不動産会社「LIXIL不動産ショップ上越中央店」の金丸です。
この記事では、「住宅購入の資金計画の立て方」について、解説しています。
住宅ローンを利用して安全な資金計画を組むための、一般的で簡単な手法について説明
『マイホーム取得は、人生で一番高額な買い物』とも言われています。
そこで、住宅の取得を考えた際、計画を立てるうえで、最も大切になるのが、「資金計画の検討」になります。
資金計画の立て方としては、様々な角度から、色々な計算方法が存在しておりまして、非常に奥が深いものなのですが
今回は、主に20代~30代位の方が、住宅ローンを利用して安全な資金計画を組むための、シンプルな手法を一つご紹介させていただきます。
よく年収から計算して、いくらまで借り入れが出来るかを計算して、住宅の予算を検討する方法があります。
しかし、その方法から判断すると、ちょっと返済が大変な資金計画になりがちです。
私はそういった方法をメインに資金計画を判断するのは危険ではないかと感じています。
そこで、私がおすすめするのは、「毎月無理なく支払える額」から計算して予算を算出する方法です。
もしも今、アパートの家賃を払われている方であれば、「アパート家賃」くらいなら無理なく返済できるのでないでしょうか?
もしくは、アパートに住んでいない方であれば、「毎月いくらなら無理なく継続して支払えるか?」
①毎月その金額を支払っても、貯金が出来たり、余裕をもって生活できるかを考えてみてください。
今回は、仮に「毎月無理なく支払える額」が6万円だったとします。
次に、こちらの「住宅ローン借入金額早見表」から、毎月無理なく支払える額と同じ位の返済額を探して、その返済額がいくらの借入金額になっているかを見てください。
例えば、あなたの毎月返済希望額が、6万円(60,262円)の場合
金利が1.4%だと、借入金額が約2,000万円となります。
現在、私の勤務地「新潟県上越市」の金融機関で一般的に出ている住宅ローン金利は、0.7%~1.4%位です。
②安全を見て金利が若干上がった想定で1.4%の金利、ボーナス払いなしを選んで、35年ローンを組む場合、毎月の支払額が6万円位だと、借入金額は約2,000万円になります。
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そこで、住宅ローン借入額の目安は、2,000万円となります。
③次に、貯金等から用意できる自己資金を考えて、住宅取得の予算に加えます。
今回は、仮に「預貯金から用意できる自己資金」が100万円だったとします。
④しかし、物件価格以外にも、諸費用の支払いが必要になります。
主な諸費用としては、住宅ローンの保証料、登記料、不動産の仲介料、火災保険料などがあります。
この諸費用として、200万円前後の予算を組まれた方がよろしいかと思います。
※諸費用について、詳しくは「専門の記事」を用意してあります。そちらを是非ご覧ください。
ここまでで、
①毎月無理なく返せる額 ➡ 6万円
②そこから計算した、住宅ローン借入額の目安 ➡ 2,000万円
③預金等から用意できる自己資金 ➡ 100万円
④諸費用 ➡ 200万円
となりました。
⑤ここから、理想的な物件の予算を計算しますと。
住宅ローン借入額: 2,000万円
自己資金 + 100万円
諸費用 ー 200万円
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物件価格 1,900万円 となります。
毎月無理なく返せる額(6万円)から計算すると、この場合は、おおよそ1,900万円までの物件を探すと良いということになります。
次は、希望のエリアで1,900万円迄だと、どのような物件が手に入るのかを、チェックしていくのがよろしいかと思います。
ただし、その時の年齢や、経済状態、オートローン等の有り無し、転勤の可能性の有無や、それぞれのご家庭の事情によって、住宅予算の立て方はそれぞれ違ってきます。
お近くの住宅ローンを取り扱っている金融機関や、信頼のおける不動産会社、住宅ローンアドバイザー、ファイナンシャルプランナーなど、専門家にご相談してみるのも一つの方法かもしれませんね。